昨年の映画『ボヘミアン・ラプソディ』の記録的な大ヒットで再び脚光を浴びた英国の伝説のロックバンド、クィーン。
このクィーンが、今から42年前に姫路の地でコンサートを行ったことは、意外と知られていません。
洋楽アーティストが来ること自体が滅多にない姫路において、この世界的ロックバンドが姫路公演を行ったという衝撃の事実!
姫路市民としては、当然義務として後世まで語り継がなければならないでしょう!
そこでネットや書籍から当時の情報を探してみました。
公演が行われた日は1976年3月24日。クィーンの代表曲「ボヘミアン・ラプソディ」を含むロック史に語り継がれる超名盤「オペラ座の夜」が発表された約3カ月後。
3月22日の東京日本武道館公演を初日とした2度目のジャパンツアーの3公演目として姫路公演が行われました。
会場は手柄山にあった姫路市立厚生会館。現在は建物も無くなり、跡地にはウインク武道館(兵庫県立武道館)が建っています。
メンバーが泊ったホテルはサンルート姫路。建物は姫路駅の再開発により2007年に取り壊されていますが、位置にすると現在のホテルモントレの北西、おみぞ筋の入り口よりやや北。映画「ボヘミアン・ラプソディ」が上映されたテラッソ姫路から西に約100mという位置です。これも何かの巡り合わせなのでしょうか。
ネット上で面白い証言を見つけました。
クイーンが来日した時に、必ずフレディ・マーキュリーのボディガードをしていた、伊丹久夫さんの回想です。
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1976年の姫路公演の際、新幹線の駅にファンが殺到しているという情報から、新神戸で下車しました。
もうこの頃はハードロック全盛期ですから、ファンに揉みくちゃにされちゃいますからね。
それで、新神戸からタクシーで会場へ行ったのですが、急なことなので普通タクシーに乗り込んだんですね。
でも、メンバーをバラバラにタクシーに乗せるのは心配ですから、メンバー4人と伊丹氏、男5人で一台に乗り込んだんです。
当時のタクシーは今より小さいし、男性5人で無理やりギュウギュウ詰めだったんで、フレディをはじめとするメンバー全員が大変不機嫌になって、ブーブー怒っていたそうです。
(引用元 https://shae-bear.com/archives/2915)
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そんな状況で姫路に到着したクィーンのメンバーは、姫路城を見てどう感じたのか、気になる所ですが、今となっては知るよしもありません。
姫路公演の演奏曲目は見つけることはできませんでしたが、なんと当日客席から録音された音源がYouTubeに上がっていました!!
凄い時代になったものです。
ちなみに2日前に行われた日本武道館公演の曲目は以下の通りです。
1. Bohemian Rhapsody
2. Ogre Battle
3. Sweet Lady
4. White Queen
5. Frick Of The Wrist
6. Hangman
7. Bohemian Rhapsody
8. Killer Queen
9. The March Of The Black Queen
10. Bring Back That Leroy Brown
11. Brighton Rock
12. Son And Daughter
13. The Prophet’s Song
14. Stone Cold Crazy
15. Doing All Right
16. Lazing On A Sunday Afternoon
17. Father To Son
18. Keep Yourself Alive
19. Seven Seas Of Rhye
20. Liar
21. In The Lap Of The Gods
22. Now I’m Here
23. Big Spender
24. See What A Fool I’ve Been
15. God Save The Queen
前述したエピソードから姫路のファンがクィーンを熱狂的に受け入れたということが伺い知れますが、生で見た彼らの演奏はどうだったのか、実際にコンサートに行かれたというリアルタイムのファンの方、この記事をご覧でしたら是非教えてください!